みなさん、こんにちは。
チームビルディング協会のナオ@倉科です。
組織、チーム作りのポイントを身の回りで探してみると
実に色んなことに氣づく事ができます。
このシリーズでは、組織、チーム作りのポイントを
宮本武蔵の教えである『五輪書』から紐解いていきたいと思います。
『五輪書―サムライたちへ』
宮本 武蔵(原著),
次呂久 英樹/高野 耕一(文),
藤森 武(写真) ビエ・ブックス社
崩と云事は、物毎ある物也。
其家のくづるゝ、家のくづるゝ、敵のくづるゝ事も時のあたりて、
拍子ちがいになりてくづるゝ所也。
この部分の解説として、
「崩れを見逃さないこと。敵の崩れ目をついて、
立ち直ることができないように一気に追い打ちをかけるのだ。」とある。
※火の巻P208より引用
組織作り、チーム作りの原則からもこの「崩れ」に注目することは重要。
逆に言えば、崩れに気づくことが出来なければ組織、チームは一気に崩壊しかねない。
私たちは常に成果を上げることに意識を向けることには慣れているが、
メンバー間の「崩れ」、人間関係の綻びに意識を向けることには
慣れていないということを再認識する必要がありそうですね。
ではチーム間の崩れはどんな形で現れてくるのでしょうか?
表情に曇りが見られる。
声に張りがない。
目を合わせようとしない。
と言った個人の表現から汲み取れるケース。
もう一つはチームメンバーに対する関わり方に現れる場合もあるのですが、
こちらはチーム作りのキーワードが理解できていないと洞察が難しいです。
(ご興味のある方は、チームビルディング講座の受講をお勧めします。)
まずは、メンバーの顔をきちんと見るところから始めてみましょう。
表情はどうか?
目に輝きはあるか?
声に張りはあるだろうか?
着ているものはいつもと同じだろうか?
この違いに氣付けるようになることが、組織、チーム作りの入り口。
はじめの一歩となる訳です。
あなたも、『五輪書』の「崩れ」というキーワードからご自身のチームを眺めてみませんか?
組織作りを実践する今日の教材
『五輪書―サムライたちへ』
宮本 武蔵(原著),
次呂久 英樹/高野 耕一(文),
藤森 武(写真) ビエ・ブックス社
合わせて読みたいチーム作りが基礎からわかる入門書
『最強組織を創るチームビルディング術』
斉藤秀樹 著
B5 116ページ
価格 : 1,543円(税込み)
発行元 : 日経BP社
発行日 : 2013/12/04
では、今日のあなたのチームにおける体験が素晴らしいものでありますように!
ナオ