実施するアクティビティにつきましては、チームの構成メンバーおよびチーム状況によって適切なものを選択していきます。チームビルディングで行う具体的なアクティビティには、以下のようなものがあります。
アイスブレーキング
体や気持ちの緊張を解きほぐすことを目標とした活動です。『ストレッチ』や『名前ゲーム』などを実施することで、自己・他者・環境に慣れるとともに、今後の活動へのレディネスを高めます。その他には『名前教えて』『ネームトス』『グッドアンドニュー』『今となり先となり』、『肩たたき』など多数のゲームがあります。
ディインヒビタイザー
「ディインヒビタイザー(De-Inhibitizer)」という言葉の意味は、「抑制をとる」であり、感情の抑制を緩めることを目標として活動です。心の壁を下げるためにリスクのある活動を行い、お互いに笑いあうことによって、からだや気持ちをより深くほぐします。チームの中で個人が受け入れられるような雰囲気を作り、「失敗を受け入れる」基礎を醸成します。その他には『バスガス爆発』、『ZIPZAP』、『スピードラビット』、『サムライ』など多数のゲームがあります。
ヘリウムリング
アクティビティの内容
人差し指のみを使い、全員が同時に触れている状態で地面にフラフープを下ろします。途中で指が離れた場合は、最初からやり直しとなります。
リフレクションと学習の効果性
自分自身の意識がどこにあるか、「あり方」の状態について気付くことでチームに対してどのような行動をとることが重要かを学びます。その中で他者との関わり方やコミュニケーションのあり方について自己認識し、「チームとして成果に向かうこと」の重要性に気付くことができます。他者から言われて動くのではなく、自身が主体性を持って課題に取り組むことの重要性を学びます。指示をする人、指示を受ける人の双方のバランスが、納得性の高いプロセスを生むことを実感することができます。
ワープスピード
アクティビティの内容
輪になった状態で(移動できるのは前後のみ)、決められた順番で地面に落とさないようにボールを回し、できるだけ短い時間で一周させます。
リフレクションと学習の効果性
複雑な課題を決められた時間内で達成するためには、思考の柔軟性と多様なアイディアが求められます。そういった状況で、自分の判断がどれだけ通用するかを自己認識しつつ、さらに、必要性があれば他者からの支援も得るということを体験できます。他者から言われて動くのではなく、自身が主体性を持って課題に取り組むことの重要性を学びます。指示をする人、指示を受ける人の双方のバランスが、納得性の高いプロセスを生むことを実感することができます。
フープリレー
アクティビティの内容
両隣の人と手をつないだ状態で、フラフープを1周回します。1周をどれくらい早く回せるか目標設定し、制限時間内にタスクを達成することが目標です。リーダーシップ、メンバーシップ、イノベーション力が求められます。
リフレクションと学習の効果性
複雑な課題を決められた時間内で達成するためには、思考の柔軟性と多様なアイディアが求められます。そういった状況で、自分の判断がどれだけ通用するかを自己認識しつつ、さらに、必要性があれば他者からの支援も得るということを体験できます。他者から言われて動くのではなく、自身が主体性を持って課題に取り組むことの重要性を学びます。指示をする人、指示を受ける人の双方のバランスが、納得性の高いプロセスを生むことを実感することができます。
エブリバディアップ
アクティビティの内容
両隣の人と足(足首から先)が触れたままの状態で、全員同時に立ち上がります。協働の姿勢、目標達成へのコミットメントが必要とされ、一人でも立ち上がれないと課題は達成されません。
リフレクションと学習の効果性
メンバーが自分に対して協力的であることを実感でき、共に課題に取り組む意識と姿勢が、維持調整機能の醸成、課題達成を実現することを理解できます。身体的、精神的なリスクが高まることで、周りのメンバーと強い絆で結ばれていることを実感できます。また、相互信頼の感情がこのアクティビティに対する自己動機付けとなることを理解できます。最初は到底不可能だと思ったことでも、チームで本音を言いあって解決策を考え、全員の集中力をもって実行すれば成し遂げられるということを理解でき、またそれにともなう充実感と喜びを体感できます。
スパイダーズ・ウェッブ
アクティビティの内容
巨大なくもの巣に見立てたロープを張ったエレメントを利用し、そのロープに触らないように全員がくぐり抜けます。ロープに触ってしまったら全員が元に戻り再スタートとなります。くもの巣の穴は、形、高さ、大きさがさまざまで、メンバー全員の協働と知恵、リーダーシップ、集中力が求められます。
リフレクションと学習の効果性
メンバーが自分に対して協力的であることを実感でき、共に課題に取り組む意識と姿勢が、維持調整機能の醸成、課題達成を実現することを理解できます。身体的、精神的なリスクが高まることで、周りのメンバーと強い絆で結ばれていることを実感できます。また、相互信頼の感情がこのアクティビティに対する自己動機付けとなることを理解できます。最初は到底不可能だと思ったことでも、チームで本音を言いあって解決策を考え、全員の集中力をもって実行すれば成し遂げられるということを理解でき、またそれにともなう充実感と喜びを体感できます。
ブラインドスクエア
アクティビティの内容
全員が目隠しをした状態でロープをわたし、正方形を作ります。途中で「目隠しをしている人はしゃべれる」、「目隠しをしていない人はしゃべれない」などの緊急追加指示が入ることもあり、状況変化に対する対応能力が求められます。
リフレクションと学習の効果性
周囲が見えず、言葉だけが頼りのコミュニケーション状況において、どのようなリーダーシップとメンバーシップを発揮すべきか、また、どのような言葉をかけることがチーム力の向上や個々のモチベーションの向上につながるかを体感できます。他者から言われて動くのではなく、自身が主体性を持って課題に取り組むことの重要性を学びます。指示をする人、指示を受ける人の双方のバランスが、納得性の高いプロセスを生むことを実感することができます。
エブリバディ・アップ!
アクティビティの内容
手をつないで2人で向かい合わせに座り、つま先を互いにつけて、力を合わせて一緒に立ち上がります。2人から始まって4人、8人と増やしていき、最後はチーム全員で行います。同じチームで続けて行いますが、人数が増えるにつれてイノベーションしなければ立ち上がることはできません。チームメンバーの協働と発想の転換が解決のキーとなります。
リフレクションと学習の効果性
2人、4人、8人と徐々にメンバーが増えていく過程で、より多くの人とのコミュニケーションが生まれ、お互いの存在を認め合うことができます。自分にとってメンバーの存在がいかに重要で大切なものであるかを、改めて確認できます。自分ひとりの力では到底起き上がることができないこと、そして、自分にとってメンバーの存在がいかに大きいものであるかを再認識することができます。
ジャイアントシーソー
アクティビティの内容
大きなシーソーの上にメンバー全員が乗り、地面に着かないようにバランスを取ります。その後、左右に分かれて同じく地面に着かないようにバランスを取ります。地面に着いたら、最初からやり直しとなります。
リフレクションと学習の効果性
複雑な課題を決められた時間内で達成するためには、思考の柔軟性と多様なアイディアが求められます。そういった状況で、自分の判断がどれだけ通用するかを自己認識しつつ、さらに、必要性があれば他者からの支援も得るということを体験できます。他者から言われて動くのではなく、自身が主体性を持って課題に取り組むことの重要性を学びます。指示をする人、指示を受ける人の双方のバランスが、納得性の高いプロセスを生むことを実感することができます。
ニトロクロッシング
アクティビティの内容
川の中州に取り残されたメンバーが、救出艇に乗り移ります。艇の大きさが限られているため、乗り込む順番の工夫、効果的なリーダーシップの発揮、協働の姿勢が求められます。
リフレクションと学習の効果性
課題達成に向かって、チームの気持ちが一つになっていく過程を体験できます。課題達成のためにはリーダーの存在が不可欠であることに気付き、リーダーとそれをサポートするメンバーとの関係が形成されます。メンバーの一人ひとりが自律的に自分の役割に集中することを経験でき、相互に依頼できる関係を構築できます。
トラストフォール
アクティビティの内容
仲間が協力して作ってくれる「人間のネット」に向かって、胸の高さくらいある台から後ろ向きに倒れ込みます。仲間が作ってくれるネットは、身体を支えてくれるものであると同時に、自分の不安な気持ちも支えてくれます。
リフレクションと学習の効果性
人間関係が最も深まる瞬間は、その人と「本音」で関われた時にやってきます。このアクティビティでは、相互受容しあうことで他のメンバーとチームに対するオーナーシップ、ロイヤリティを体感することができます。他者との信頼関係が深まれば深まるほど相手を受け入れることができ、リスクを背負ってでもチャレンジしようとする姿勢「協働すること」から生まれることを実感できます。他者の「信頼」を具体的な行動レベル(運動感覚モデリング)で体感できます。
パンパープランク
アクティビティの内容
高さ8メートルに設置された台の上に立ち、2メートルほど離れた場所にぶら下がっているブランコに飛びつきます。チャレンジャーは丸太の柱を登り、バランスをとらなければなりません。命綱はチームメンバーが持ち、個人の挑戦をチームで支えます。
リフレクションと学習の効果性
自分自身が目標設定をし、その目標をチームメンバーが共有し、支えてくれることを体感できます。文字通り「1本のロープ」でつながることができるため、緊張感の中で挑戦することを経験できます。最初は到底できないと思っていたことでも、チームのサポートや自分の目標へのコミットメントが、信じられないようなエネルギーを生み出すことを体感することができます。「一人ではない」ということを理解できます。
ウォール
アクティビティの内容
全員で壁を越えます。道具は何も使いません。
リフレクションと学習の効果性
メンバーが自分に対して協力的であることを実感でき、共に課題に取り組む意識と姿勢が、維持調整機能の醸成、課題達成を実現することを理解できます。身体的、精神的なリスクが高まることで、周りのメンバーと強い絆で結ばれていることを実感できます。また、相互信頼の感情がこのアクティビティに対する自己動機付けとなることを理解できます。最初は到底不可能だと思ったことでも、チームで本音を言いあって解決策を考え、全員の集中力をもって実行すれば成し遂げられるということを理解でき、またそれにともなう充実感と喜びを体感できます。
クライミングタワー
アクティビティの内容
高さ10メートルに設置されたタワーを登ります。自身で目標設定をし、どこまで登れるかチャレンジします。命綱はチームメンバーが持ち、個人の挑戦をチームで支えます。
リフレクションと学習の効果性
自分自身が目標設定をし、その目標をチームメンバーが共有し、支えてくれることを体感できます。文字通り「1本のロープ」でつながることができるため、緊張感の中で挑戦することを経験できます。最初は到底できないと思っていたことでも、チームのサポートや自分の目標へのコミットメントが、信じられないようなエネルギーを生み出すことを体感することができます。「一人ではない」ということを理解できます。